「少子化の本当の原因」【ゲスト:人口学者・鎌田健司】2023年7月7日(金)大竹まこと 室井佑月 鎌田健司【大竹メインディッシュ】

大竹メインディッシュ
7 Jul 202326:32

Summary

TLDR鎌田健二氏は、明治大学の専任講師として、少子化問題に詳しい人口学者として、自民党議員会合での経緯や経済支援の効果について語りました。特に、未婚化や子育て支援の不足が少子化の根本的な原因として指摘され、若者の雇用状況や生活環境の改善が重要な対策として提案されています。また、東アジアの儒教文化の影響やマッチングアプリの普及も、結婚率低下の背景に位置づけられています。

Takeaways

  • 😀 鎌田健二氏は、明治大学の専任講師で人口学者として、未婚化と少子化対策に関する専門知識を持っている。
  • 😡 鎌田さんは自民党議員の会合に呼ばれ、経済支援が少子化に効果が見られないという研究結果を紹介したところ、怒られたという出来事について話している。
  • 💰 児童手当の拡充が議論されており、経済支援が出生率に与える効果が小さく、政策効果が見られにくいという研究結果が示されている。
  • 🤔 経済支援は結婚や子供を持つための直接的な手段ではなく、他の要因と重なって効果が見られにくくなる可能性があるという視点が示されている。
  • 👶 少子化が進む背景には、結婚率の低下や未婚率の高まり、晩婚化、身体的な要因による子供を持つことができない人々がいる現実があると指摘されている。
  • 🏠 教育費や子育てのコストが高騰し、子供を持つことに対する不安があるという現実が、子供を持つことを躊躇させる要因として挙げられている。
  • 👨‍👩‍👧‍👦 正規雇用と非正規雇用の間の格差が大きくなり、非正規雇用者の結婚率が低くなっていることが、結婚し子供を持つための障壁となっている。
  • 📊 50歳時点での未婚率が男性で28%、女性で18%と高水準に達し、非婚化が進んでいることが人口問題として示されている。
  • 🤝 政府は少子化対策を行っているものの、効果は低く、特に出生率の向上につながらないとの見解が示されている。
  • 🌐 東アジアの儒教文化が結婚や子供を持つライフスタイルに影響を与えており、結婚のハードルが高く、家族主義が強固であることが少子化に寄与している。
  • 🔄 社会の構造的な問題である少子化は、単なる経済支援では解決されず、より根本的なライフスタイルや社会構造の変化が求められているという視点が示されている。

Q & A

  • 鎌田健二さんはどのような立場の人物で、何に関連する専門家ですか?

    -鎌田健二さんは明治大学政治経済学部の専任講師で、人口学者です。

  • 鎌田さんはなぜ自民党議員の会合で怒られたと感じたのですか?

    -鎌田さんは未婚化に関する説明を求められたが、少子化対策の取りまとめも持っていたため、経済支援が出生率の改善効果にほとんど寄与しないという研究結果を紹介したところ、議員から怒られたと感じたと言っています。

  • 児童手当の拡充という政策について鎌田さんはどう言及しましたか?

    -鎌田さんは児童手当の拡充が議論されていたことを触れ、経済支援が少子化政策の効果としては見られないことが基本的な常識であると述べています。

  • 鎌田さんは少子化対策の経済支援についてどう評価していますか?

    -鎌田さんは経済支援が出生率の改善効果にほとんど寄与しないという研究結果を紹介し、科学的な研究成果を基に評価しています。

  • 鎌田さんは少子化対策において最も重要な要素は何だと考えていますか?

    -鎌田さんは少子化対策は重要であるとしながらも、単なる経済支援では少子化問題を解決できないとコメントしています。

  • 鎌田さんは若者の雇用状況と結婚率の関係についてどう言及しましたか?

    -鎌田さんは正規雇用と非正規雇用の間に大きな断絶があり、非正規雇用の男性の結婚率が非常に低くなる傾向があると述べています。

  • 鎌田さんはなぜ日本の少子化が進んでいると分析していますか?

    -鎌田さんは経済状況、雇用の安定性、出会いの機会の不足、高齢者の増加などが日本の少子化に寄与していると分析しています。

  • 鎌田さんはマッチングアプリの普及が少子化にどのように影響していると思いますか?

    -鎌田さんはマッチングアプリの普及が恋愛結婚を少し減少させているものの、出会いの機会を提供するため、結婚する機会を増やす可能性があると述べています。

  • 鎌田さんは自治体の結婚支援プログラムについてどう評価していますか?

    -鎌田さんは自治体の結婚支援プログラムが一定の効果はあるが、地域全体の状況が重要であり、単独では十分な効果が得られないと述べています。

  • 鎌田さんは東アジアの少子化傾向についてどう分析していますか?

    -鎌田さんは儒教の影響が強い東アジアでは、結婚と子供の育てに対するハードルが高く、そのため出生率が低い傾向にあると分析しています。

  • 鎌田さんは少子化がもたらす社会問題についてどう言及しましたか?

    -鎌田さんは少子化が進むと老人が増え、子供が不足する社会問題が生じるマクロ的な問題になるが、個人の合理的な行動であると同時にバッティングする部分があると述べています。

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